ふるさと納税の仕組み
ふるさと納税とは、住んでいる自治体に納めるはずの税金を任意の自治体に寄附することで、住民税や所得税が控除される仕組みです。「ふるさと」と付いていますが、大都市やあなたとゆかりのない自治体にも「ふるさと納税」は可能です。
支払う税金の総額は下げられない
「控除」とは「差し引」くという意味ですが、ふるさと納税はやれば税金が安くなるものではありません。支払う税金の総額、つまりあなたから税金として出ていくお金はふるさと納税をしてもしなくても下がらないのです。
出ていくお金は減らせませんが、ふるさと納税をすると、本来タダ取りされて終わったはずの税金が返礼品という形で「モノやサービス」をもたらしてくれるようになります。
だからふるさと納税はお得と言われるんですね。
上限なしに税金タダ取りが避けられるわけではない
ふるさと納税をすると返礼品が帰ってくるので税金のタダ取りを避けられます。が、年間の税金が100万盗られるから、100万円ふるさと納税しよう。早とちりでこれをやってしまうと大損します。
「控除限度額」と呼ばれる金額を超過した分のふるさと納税には、税金のタダ取りを避ける効果がありません。控除限度額を超えた分のふるさと納税は、かなり割高な買い物や自治体への無償の寄付になってしまいます。控除限度額をしっかり把握し、その金額の枠内にふるさと納税の予算を収めましょう。
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